2012.05.23 Wednesday
お茶
昨日は小雨が降り大工さんはお休み。
SOSOも開けてはいたけど、お休みみたいな空気。
身体も頭もぼんやりしてたのでお休み。
閉店後岐阜のユズリ葉さんへ
とてもオシャレ。気負ってないけど押さえるところはしっかり押さえてる。
色々お話して楽しかった。
こんな一日もなきゃ嫌だねー。
2012.05.16 Wednesday
試作
オーダーメイドと言うととても敷居が高く感じますが、SOSOも木と森も小物以外はほとんどが受注生産なので必然的にオーダーメイドになってしまいます。
なので、お客さんのサイズや好みに合わせて技術的に出来る範囲になりますが自由に変更する事ができるんです。
そんな話の中で今まで作っていなかった物が新たに生まれたりも。
ハンガーラックに合わせた木製ハンガーを少し前に制作。
その後お客さんにズボンやスカートを吊るせるのもあったらいいなーと提案頂き試作を制作。
もう少し改良が必要ですが、いい感じ。
新たに定番としてお店にも置く予定です。
こういった提案から新たな商品が出来るととても嬉しい。
2012.05.06 Sunday
バタバタ〜
少し前になりますが、先月末に納品に大阪に行ってきました。
関西方面にいくときは色んな予定を詰め込んでいくので結構ハードなスケジュールに。
早朝に出発し、まずは北野天満宮の骨董市へ。
長浜の木と森用にも色々と買い付け、ベビーカーに袋を引っ掛けて移動していましたが込み合う道を大量の荷物にベビーカー2台分のスペースを必要となりながら「すみません」の連呼。
名古屋に比べるとやはり断然いい。名古屋にいくのを止めて2か月に一度くらいはいきたいなーと思ったりはしてますが、そんなことできるかな?
そのあと京都で材料を調達。好きなパン屋さんでパンを買い話してるとついつい長居。初夏のような気温に茶而も薄着で子どもっぽい。
その後大阪に到着予定の時間に京都を出発。完全にスケジュールに無理が。。。
yさんごめんなさい。
遅れた事を気にも止めず笑顔で待っていてくださいり、商品を受け渡し。
ハンガーラックと靴棚。
とてもシンプルなお部屋でモノが極端に少ない。
そんな少ないモノとしてgp53の食器棚、ハンガーラック、靴棚を選んでもらえてる。yさんのセンスに上手く取り込んでいただけて、普通にみると狭くなんの変哲もないお部屋が少し特別な空間にも感じる。
古い家の我が家で見る食器棚やハンガーラックとは違う存在感にモノの不思議、空間の不思議を再認識。
「普段はピザを焼いてます。」言葉少なく発するyさん。
こんなシンプルで飾りっけのない彼の焼いたマルゲリータはきっと深い味わいだろうなー。
楽しく、名残惜しい時間を後にしながら次の目的地「KAKURA」さんへ。
大学時代の後輩が働いてるのが縁で、少しだけですがお仕事をさせて頂ける事に。
詳しくは後日お知らせ出来ると思いますが、電話やメールだけのやり取りを続けていたので、顔合わせに行き色々とお話をさせて頂きました。
工房、カフェ、教室、自宅を兼ねた建物で余す事無く決して広くはない空間を上手に利用し運営され、そのスマートさが商品にも反映され切れ味、切り口が気持ちいい。
やはり生活スタイルや捉え方はモノに反映される。
最後はうららか陶芸教室の辻本さんとご飯。
ピザの話を聞いたのでピザ気分だったがイタリアンのお店を知らないってことでインドカレーを。ビザではないけど、ナンをたらふく食べかなり満足でした。
木と森がオープンし、GWも最終日。明日からSOSOは大工さんに入っていただき主に住居部分の改装をしていただきます。
改装スペースで今まで作業をしてたので、昨日今日と道具や材料の移動に大忙し。
夕方には岐阜のsabotさんへ納品予定。
忙し楽しき時間を堪能しときます。
2012.05.02 Wednesday
ギャルリン百草 ミナペルホネン
昨日SOSO終了後急いでギャルリン百草へ。
下道で1時間弱で行けるので行きたくなったら行ける距離が嬉しい。
今週末までミナペルホネンの展示。
休日に行けば込み合うこと間違いないので、平日の終わりがけに行きましたがそこそこのお客さんが居られた。
展示内容や商品うんぬんは調べれば他の方が詳しく写真付きで紹介されてると思うので省きますが、以前からミナに対する感想というか、想いがありそれを自分の内側だけに入れておく事が苦しいのでブログとして綴れればと思います。
あくまで個人的な感想で、批判や批評ではないのでお間違えないように。。。
ミナの皆川さんの本や雑誌での発言にとても興味があり、機会があれば読んだりしている中でとてもしっかりとした軸をお持ちになりながら地道に、それでいて自由に制作をされてる方だと印象深く素敵だといつも思う。
そう思いながらもお店に行って実物を見に行く事がありませんでした。きっと本能的に避けていた気もします。
今回の前に2月ほど前に京都のお店に行き、商品を見るのは2回目。
百草での展示で一回目の印象から少し変わるかとも思いましたがそんな事は全くなく、逆によりいっそうその印象が強くなった。
妻や、他の女性のお客さんはお花畑にきた少女のように眼を輝かせ、いつまでもいろんな角度から見たり触ったり身につけたり。モノの良さはとても良くわかるし、少しだけあったメンズの商品も素直に欲しいなーと思うけどお金のない僕には手ませんが、あんな鞄を肩から下げて歩いたらどんなにオシャレだろうかと想像したりもします。
ただ、なぜかミナの商品に囲まれると心が苦しくなる。
それは例えるなら、悪意に満ちた人と同じ空間に二人っきりで居るかのような居心地の悪さ。逃げたくても逃げれない苦しさがいつもまとわりつく。そこから離れてもしばらくはその重い空気が身体から抜けない。現に今もその重さは多少ある。
商品や皆川さんをとても素敵だと思うのに、なぜなんだろう。
もちろんそれらには悪意や憎悪などは一切感じ取れないし、素直に素敵だとも思ってる。だから余計にややこしい。
岡本太郎が「美術は心地よくあってはいけない」と「毒を持て」まさにその言葉がしっくり来る。
もしかしたら僕自身が一番欲しているものかもしれないし、受け入れる事を拒んでることかもしれないがとても重要な気持ちだと感じている。
僕にはまだまだ見えてない壁があり、ミナはそれを軽々と飛び越えまだ見ぬ世界でモンシロチョウのようにひらひらと飛んでる姿なのかもしれない。
気持ちや思いが定まってないので文章がどんどんどんどんおかしくなってきてますが、とにかくミナの空間にいくととても苦しくなり、それに魅了されてる人たちを見ているのも苦しくなり、最後には行かなきゃ良かったまで思う始末なんです。
でもきっとですが、この苦しい気持ちの向こう側には僕自身に足りなく欲しくて欲しくてたまらない何かがあり、逃げずに対峙する事の必要な気持ちなんです。
書きながらもまた苦しくなってるんですけどね。
そんなこんなで商品を作って売るだけじゃなく、人の気持ち、気分を変えれるミナペルホネンはすごい。
妻が茶而のズボンをミナペルホネンのではなく、百草オリジナルを買ってあげてたのでなんだかホッとしました。