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2015.12.21 Monday

has 終わりまして

12/5-13まで靴下のhacuさん、amunuuさんの協力のもと、共同企画展として「has」を行いました。

きっかけは夏にhacuさんのせっかく近くでお店してて仲もいいし何かしようよの一言でした。
そのお陰でとても盛況な9日間となり有意義な時間を過ごすことができました。
関わっていただいたみなさまありがとうございました。

僕個人として会期中は多くを語らずお越し下さった方のフラットな目線で楽しんでもらえればと考えていました。
ただ少しだけ共同企画展の趣旨をイベント終了したからこそお伝えできればと思いブログに書きたいと思います。

僕が今のような仕事を始め出したのは約5年前。
その頃は趣味の延長上のこととしてゆったりとした気持ちで時間がある時だけ制作をしていました。
まだマルシェや何とか市などは本当に少なく、あっても一回のみの出店は無理だったりフリーマーケットと区別のつかないものも多く、気軽に作ったものを見ていただく機会は今と比べると驚くほどに少なかったんです。
ですので僕らは知り合いのスペースをお借りして展示を行い、販売していくことをしていくことで今の仕事のスタートが出来たと思っています。
もちろん何度か1日のみの出店をして販売もしたことはありましたが、2m×2mのターフの下で出来る展示は僕の望む物とはほど遠く、ただただ小銭を稼ぐための手段として出店しているかのような錯覚にもなり、この頃からなるべく出店をすることは止めようと決め、それ以外の方法でやっていこうという思いにもなりました。

現在、例えば今年のことで考えると「森道市場」と「みのり市」のみ主催者の方とのご縁があり出店しましたが、その頃の気持ちの名残りがあるためかターフを建てずオリジナルの自分たち用の日よけのみで後は小雨が降っても悪あがきせず濡れながら出店しました。

また「soso」と「木と森」の2つのお店をしています。
「生活雑貨」の販売手段はこの5年で本当に変わったと思います。(10年前はどうだったか知らないので5年にしてます)
ネット販売はもちろん、クラフトフェアやマルシェ、市(いち)、少し検索すれば全国津々浦々沢山開催され、それはそれは主催者の方と出店者の方の努力で来られる方が一日楽しんで帰れるプランニングになっててすごいなーと感心するばかりで、業界が賑やかで盛り上がるのは大変結構なことだと思う反面お店に来てもらうことにとてもハードルの高さを感じたりもします。
この1,2年このことは僕の頭の中でずっと引っかかる懸案事項として浮遊しており、半分諦めモードで見てみぬ振りをしてる時間もありました。そのことについてどう対応すべきか見いだせずにいたのです。

今回の「has」のコンセプトはここになります。
hacuさんとの話の中で場所を借りて素敵なお店や作家さんに来てもらいイベントをしようかとも意見は出ました。
ただやはりそれをした所で、短期的に成果はあがるかもしれませんが長期的に見ると結局は他人のふんどしで相撲を取っただけで僕には多くが残らない。
じゃあ自分がいいと思う事はなんなのかと考えるとやはりターフの下で当日の朝に主催者に指定された場所でささっと並べるのではなく、事前に打ち合わせをし、什器の配置なども何度もやり直しながら良い空間を作り、お祭りの高揚感ではなくしっかりと商品を観てもらいお店の方と物にまつわる話などを聞きながらじっくり検討してもらうことでした。
誰かがやったことじゃなく自分が良いと信じれるものを信じてみることで成果はどうであれ5年後10年後の自分への投資になるんじゃないかということから信じることにしました。
また1つのお店がイベントを企画するのではなく、3つのお店が共同で企画することで多様性が生じ、振れ幅の広いものに出来たと思います。そういった意味でもhacuさんamunuuさんには本当に感謝です。

その結果、予想を遥かに上回る方に来ていただき、そのほとんどの方がゆっくりと商品を観てくださり、中にはsosoの建物の話、3店舗の関係に興味を持たれたりと展示やイベントには関係のない所まで気にしてくださったと、多くを語らずともみなさんには少しは感じていただけたんじゃないかと思えてもおります。

「has」は単年ではなく数年に渡り開催予定です。
その軌跡によって見えてくる成果もあるのではないかとの考えでのことです。
どのように変わっていくか楽しみにしながらまた来年開催することを楽しみにしております。

ありがとうございました。



 
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